中日両国の文化は深い繋がりを持ち、千年以上にわたり相互に学び合い、共に発展してきました。
その結果、東洋文化を代表する輝かしい存在として、その名を歴史に刻み、世界に広げてきました。

約1300年前、仏法を広めるために、鑑真大和上は毅然と日本への東渡を決意しました。
彼は仏教の教義を広めただけでなく、唐代の文化や工芸を日本に伝え、日本文化の発展に深い影響を与えました。

唐代では、刺繍芸術は寺院や民間で広く使われ、社会文化生活の重要な一部となりました。
鑑真大和上が第六回目の東渡の際には、多くの貴重な法具や刺繍作品を携えていました。
その中には「功徳刺繍普集変一幅」「阿弥陀如来像一幅」「刺繍千手観音像一幅」「薬師・阿弥陀・弥勒菩薩瑞像各一躯」などがあり、また、菩薩障子、道場幡、卓布などの美しい刺繍で飾られた仏具も持参しました。
これらの工芸品や作品は、日本の仏教刺繍の発展を促進し、また民間刺繍にも深い影響を与えました。
伝説によれば、日本の勧修寺にある「釈迦説法図」は、鑑真大和上が携えた刺繍作品を模して作られたと言われています。

鑑真大和上の故郷である揚州は、彼の東渡の出発点であるだけでなく、中日文化交流の重要な象徴でもあります。
また、揚州は刺繍文化の発祥地の一つとしても名高い場所です。

揚州は刺繍文化の揺籃の地であり、古くから繁栄し富裕な地域として知られてきました。
富裕層の家では「閨房繍楼」が貞節の象徴とされ、貧しい者たちは「善織巧繍」を生業として生活を支えていました。
そのため、「広陵女子善繍」という言葉が生まれ、広く知られるようになりました。
こうした背景から、揚州は豊かな伝統と悠久の歴史を持つ文化の象徴とも言えます。

株式会社LEARは、揚州に由来し、千年の刺繍文化を受け継ぎながら、現代の創造力と技術を基盤に、伝統工芸に新たな命を吹き込んでいます。

私たちの使命は、伝統工芸の美と価値を次世代に伝え、中日文化交流の重要な架け橋となることです。
「文化を伝承し、技術を革新することで未来を切り拓く」という理念のもと、私たちは刺繍芸術の無限の可能性を探求し、革新的な技術とデザインを通じて、東洋の美を世界に広め、歴史と現代を繋ぐ刺繍の新しい価値を創造しています。

社長の
言葉

代表取締役社長:査 力尓 ( サ リア )

1990年代より中国で伝統刺繍技法を深く学び、スイスにおいてデジタル刺繍技術をさらに磨き上げました。2000年代以降、刺繍デザインセンターと製造工場を設立・運営し、刺繍の研究・制作・発展に力を注いでいます。本社は、鑑真大和上の故郷であり、中国の歴史文化名城かつ伝統工芸の都である揚州に位置します。

2020年には日本に進出し、刺繍文化の国際的な発展を推進するとともに、伝統工芸の価値向上を目指しています。これまでに、中国、欧米、日本の多くの有名ブランドの刺繍デザインと製作に携わり、特に伝統工芸と現代技術の融合分野において豊富な経験と成果を蓄積してきました。

会社概要

会社名
株式会社LEAR
住所
〒1430023 東京都 大田区 山王 2-1-8 山王アーバンライフ 704号
代表者
査 力尓 ( サ リア )
銘柄
一針一線
主營業種
刺繍品のデザイン・企画・製造・加工・販売および刺繍文化交流
資本金
5,300,000円
会社設立
令和2年11月
電話番号
03-6417-1498
E-mail
info@lear.jp
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